リンゴット (Lingotto) は、イタリア・トリノの地区名。特にフィアットの巨大な自動車工場を指す。1916年より建設が開始され、1923年に操業開始。フランス人、ジャコモ・マッテ・トルッコ (Giacomo Matté Trucco) の手になる設計が大変ユニークで、非常に長い生産ラインは、1階の原材料加工から始まり、組み立てが進むにつれて、螺旋状のスロープを昇り、5階建ての上階へと繋がっていた。さらに屋上には、その螺旋を反復するかたちで、楕円形のテストコースが設けられた。コースの長さは一周1,1kmもあり、両端のカーブはバンク(カント)となっている。他に高層建造物の無かった時代、屋上のテストコースは秘密保持にも適していた。敷地面積は40万平米で、当時、世界最大の工場といわれ、ル・コルビジェは「産業界でもっとも印象的な風景」、「都市計画の手本」とまで言ったという。フィアット・トッポリーノも含む歴代80以上の車種がここで生産された。
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